停止・開始のできるスポットインスタンス(EC2)の作り方
検証用途の利用で停止・開始できるスポットインスタンスを使いたいです。EC2 インスタンスの新しい起動ウィザードでの設定方法を紹介します。
目的はちょっとした検証時のの EC2 利用コストを下げたく、スポットインスタンスを活用しています。
画像引用: 20190306_AWS-Blackbelt-EC2Spot.pdf
設定方法早見
Step 1. EC2 起動ウィザードの中腹あたりの高度な詳細をクリックし展開。
Step 2. スポットインスタンスをリクエストにチェック。
Step 3. カスタマイズをクリックし展開。
Step 4. 以下2箇所を選択しインスタンスを作成。
やりたいこと
停止・開始できるスポットインスタンス(永続リクエスト)を作成します。
以前のウィザードですと以下の設定です。こちらを新しいウィザードで実現したい。
参考: EC2スポットインスタンスで停止と再開ができるようになりました! | DevelopersIO
EC2 の起動ウィザードが新しくなっています。
永続リクエスト設定方法
EC2 起動ウィザードの中腹あたりの高度な詳細をクリックし展開します。
スポットインスタンスをリクエストにチェックをいれ、カスタマイズをクリックし展開します。
以下を選択します。
- リクエストタイプを永続
- 中断動作を停止
設定は以上です。
以前は中断動作停止がデフォルト値でしたが新しいウィザードでは明示的に選択が必要になりました。あとはスポット価格を確認できなくなっています。
スポットリクエストのキャンセル
永続リクエストのスポットインスタンスはオンデマンドのインスタンスと同様に停止・開始ができます。
スポットインスタンスを削除したいときはスポットリクエストからキャンセルします。
永続リクエストで作成したスポットインスタンスなのでpersistent
の表記を確認できます。
アクションからリクエストのキャンセルをクリックします。
デフォルトでインスタンスの削除にチェックが入っていますので、そのまま確認をクリックするとインスタンスの削除ができます。
実行中のインスタンスが...
終了済みになりましたね。
TIPS
ちょっとした検証でスポットインスタンスを起動してlaunch-wizard-のセキュリテイグループをついつい作りがちです。「後で消そう」と思いつつまずやらない方向けの最高のソリューションはこちらです。
その他
おわりに
よくスポットインスタンスを利用しているのですが、新しい EC2 起動ウィザードからの作り方がわからなくて困ったのでまとめました。2回展開しないと設定項目がでてこないので初見ではわかりませんでした。
中断されても問題ない検証でしたらスポットインスタンスを活用してコスト削減してみてはいかがでしょうか。
スポットインスタンスアドバイザーでt3.micro
の今現在の割引率を確認すると7割引で利用できます、お得。(2022/5/12 21:20)
ちなみに BlackBelt によると中断の発生率はスポットインスタンス利用全体の5%程度だそうですよ!